事業法人によるスタートアップ投資(CVC)総額は過去10年で1,000億円以上(※)増加しており、多くの企業がイノベーション創出の手段としてスタートアップ投資(CVC)に注目しています。
注目度が高まっている一方で、CVCの必要性に対する社内の合意形成、立ち上げ時の戦略策定、KPIの設定、スタートアップ情報の収集や事業部との連携など、様々なシーンでお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで、この『CVC立ち上げのリアル』シリーズでは、CVC設立により事業創出やオープンイノベーションを先導されている方々に、CVC立ち上げ期に直面した壁の乗り越え方やいま取り組んでいる挑戦について語っていただき、現場のリアルなストーリーをお伝えしていきます。
今回は、不動産事業を展開する三菱地所株式会社新規事業創造部にて、社会課題の解決や産業構造の転換といった中長期的なテーマに挑むスタートアップへ積極的に投資することをコンセプトにしたスタートアップ投資ファンド(CVC)「BRICKS FUND TOKYO」を企画し、立ち上げをリードされている橋本 雄太 氏にご出演いただきます。
橋本氏は、新聞社、コンサルティングファーム、鉄道会社といったキャリアの中で、アクセラレータープログラムやインキュベーションオフィスの立ち上げ、資本提携等による新事業共創など5年以上にわたってオープンイノベーション活動を推進された後、三菱地所に入社されました。
複数社でオープンイノベーションに携わられた橋本氏は、「BRICKS FUND TOKYO」立ち上げにおいて、なにを重視して取り組んでこられたのか。橋本氏自身の経験と三菱地所がスタートアップ投資を通じて培ってきた組織としての経験から学んだ、「スタートアップ最優先」のやり方とはなにか。 2022年3月末に立ち上げを発表してから約4か月、立ち上げ直前から直近の投資実行まで、いままさに実践者として取り組まれているリアルをお聞きします。
※出所:「2021年 Japan Startup Finance 〜国内スタートアップ資金調達動向決定版〜」(こちらから無料ダウンロードいただけます。)
・CVC立ち上げを検討する経営企画部門の方 ・スタートアップ投資を検討する新規事業開発・研究開発部門の方 ・CVCなど事業会社でスタートアップ投資をご担当の方 ・オープンイノベーションやDX(デジタルトランスフォーメーション)をご担当の方
Guests
- 橋本 雄太 氏三菱地所株式会社新事業創造部 主事
新聞社、コンサルティングファーム、鉄道会社を経て三菱地所に入社。成長産業の共創を目指す新たなスタートアップ投資ファンド「BRICKS FUND TOKYO」を企画し、立ち上げをリード。新規投資およびファンド全体の戦略企画に従事する。前職では、アクセラレータープログラムやインキュベーションオフィスの立ち上げ、資本提携等による新事業共創などオープンイノベーション活動を中心となって推進。5年以上にわたるオープンイノベーション全般の経験を活かし既存産業の変革と新産業の創出への貢献を目指している。
- 志賀 康平株式会社ユーザベースMarketing Division INITIAL Marketing Team Manager
東北大学工学部を卒業後、西日本旅客鉄道(JR西日本)に入社。非鉄道事業部門の新規事業チームにてM&A・PMIを経験。その後、経営企画部門に異動し、グループ会社の経営管理業務、コーポレートベンチャーキャピタルの戦略策定、新規事業部門の立上げ及び合弁会社(新規事業)の撤退・清算業務を経験。2021年7月からユーザベースに参画し、SPEEDA事業のマーケティング&ブランディングを担当。