人的資本経営 Conference新生レゾナックCEOが目指す「スピード大変革」の内幕-最優先で「人材育成」に取り組む理由とは?-
2023.8.29 配信分NewsPicks Stage.にて毎回3,000名以上の方々に視聴登録いただいている注目のテーマ「人的資本経営」。このたびは特別企画として2日間に渡ってお送りいたします。
グローバルでのテクノロジー企業の台頭やデジタルシフトの加速による業界のゲームチェンジが進む昨今。日本は転換期を迎えています。
2020年からのコロナ影響に伴い、ビジネス環境は一変し、ニューノーマル時代も定着化が進んでいます。一方で、国内では生産年齢人口比率は過去最低を記録し、有効求人倍率はバブル時のピークを超え、労働力不足は日本最大の課題です。また、国内の従業員エンゲージメントは世界的にも低順位に留まり、個人のウェルビーイング及び企業の持続可能な成長、ともに懸念が叫ばれています。
このような状況をいかに解決し、誰もが創造的に活躍できる日本をいかに実現できるのか。多くの日本企業がまさに変革の岐路に立たされているのではないでしょうか。 そのような状況下において、2022年5月、「人材版伊藤レポート2.0」が発表され、「人的資本経営」への注目が高まりを見せています。従来の人的コストから人的資本思考へ。さらに、これまで結びつきが意識されづらかった人事戦略と経営戦略の連携を強化することで、サスティナブルな企業成長を実現する変革を生み出すことができる。 VUCAの時代における日本企業にとって、「人」との関係構築・とらえ方の再定義が求められているのではないでしょうか。
しかしながら、「人的資本経営」へのシフトは一朝一夕には実現できず、多くの課題と壁に向き合っていくことが求められるケースが多く見受けられます。その中で、リーダーはいかに新たな組織ビジョンを描けるのか。
本カンファレンスは「人的資本経営の狼煙を上げる」を目的に、経営変革・人事変革に取り組むリーダーの方々にお集まりいただき、リアルな取組みと思考プロセスについて皆様にお話を伺い、知の共創を目指します。
新生レゾナック・ホールディングスは「化学の力で社会を変える」をパーパスに掲げ、昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)の統合により誕生。CEOを務める髙橋秀仁氏は、この統合に伴う社内変革を猛スピードで推進し、抜本的な経営改革を進めている。今回は、同社のパーパスを実現する『共創型人材』の創出を目指すレゾナック流「人的資本経営」の全貌や、髙橋氏が「社長として全てを賭けるのは人材育成」と宣言する真の狙いやその想いに至る原体験などに迫ります。また本編では、社員へのバリュー浸透を髙橋社長自ら実践する様子にも触れながら、京都先端科学大学教授・一橋大学ビジネススクール客員教授の名和高司氏と共に議論を掘り下げます。 ---------------------------- 『New Business Way 人的資本経営 Conference』は、「企業の進化が新時代を創る」をテーマとしたビジネス情報番組です。新規事業の創出をはじめとした企業変革の必要性を感じながらも、実践が追いついていない企業も多いという仮説のもと、革新者の実践ストーリーを語り合う場としてスタートしました。毎回実践者の方々をお招きし、組織文化を変革し、企業の非連続な成長を実現させる方法を模索していきます。 ----------------------------
・企業変革を推進する経営者、事業を率いるリーダーの方 ・人事部門や経営企画、ESG推進部門を率いるリーダーの方 ・人的資本開示に向けて取り組みを推進する方 ・ビジネスの今を知り、事業のヒントを得たい方
Guests
- 名和 高司 氏京都先端科学大学教授一橋大学ビジネススクール客員教授
東京大学法学部、ハーバード・ビジネス・スクール卒業。三菱商事を経て、マッキンゼーで約20年間勤務。デンソー(~2018年)、ファーストリテイリング(~2022年)、味の素、SOMPOホールディングス、朝日新聞社(いずれも現在も)などの社外取締役を歴任。消費者庁「消費者志向経営賞」座長。ボストン・コンサルティング・グループ(~2016年)、インターブランド、アクセンチュア(いずれも現在も)などのシニアアドバイザーを兼任。『桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考』、『パーパス経営』、『企業変革の教科書』など著書多数。
- 髙橋 秀仁 氏株式会社レゾナック・ホールディングス代表取締役社長 CEO (最高経営責任者)
1986年東京大学経済学部卒、三菱銀行(現 三菱UFJ銀行)入行。日本ゼネラルエレクトリック事業開発部長などを経て、2015年に昭和電工(現 レゾナック・ホールディングス)入社。17年1月常務執行役員、同年3月取締役常務執行役員。 20年3月代表取締役常務執行役員 最高戦略責任者(CSO)、20年6月代表取締役常務執行役員 CSO 兼 昭和電工マテリアルズ(現 レゾナック)取締役、22年1月代表取締役社長 社長執行役員 最高経営責任者(CEO) 兼 昭和電工マテリアルズ代表取締役 社長執行役員 CEO。23年1月レゾナック・ホールディングス代表取締役社長 社長執行役員 CEO 兼 レゾナック代表取締役社長 CEO。
- 【MC】酒居 潤平株式会社ユーザベース執行役員 SaaS事業CMO 兼 NewsPicks Stage.事業責任者
慶應義塾大学経済学部を卒業後、三菱東京UFJ銀行(現 三菱UFJ銀行)入行。その後、起業、Sansan株式会社勤務を経て、2017年に株式会社FORCASへ参画。2020年1月より株式会社ユーザベースへ転籍し、執行役員(B2B SaaS事業マーケティング&ブランディング担当)に就任。2021年4月よりコーポレートPR部門を兼任しSaaS事業CMO。NewsPicks Stage.事業責任者を兼任。