H2Hレゾナック誕生から2年、共創型R&Dで世界に挑む変革
2025.2.26 配信分近年、業界を超えた協業や専門性をかけ合わせた組織体制など多様な強みを結集することにより、社会課題の解決や産業競争力を強化する動きが高まっています。 企業の研究開発においても、いかに多様性を活かして新たな価値を生み出すのか、模索している方も多いのではないでしょうか。 今回は株式会社レゾナックの研究開発拠点「共創の舞台」より、変わらなければ衰退すると危機感を抱いてR&Dの変革に取り組む執行役員 CTO 福島 正人 氏、共創の舞台長として拠点の仕掛けや設計をリードする末岡 義人 氏をお迎えし、同社が挑む共創型R&Dに向けた変革のリアルを伺います。 100年以上の歴史を持つ2社が統合した同社が誕生して約2年。 業界の川上と川下という異なる領域で強みを持つ2社が、いかに融合の道を歩み、新たな強みを創り出しているのでしょうか。 「共創の舞台」では技術の多様性を活かし、社会実装を前提とした新たな事業創出をどう“仕組み化”しようとしているのでしょうか。 この統合を第二の創業と捉え、日本的なものづくりの強みを活かしながらも、世界で競争力を持つために推し進める大変革の真意に迫ります。
・イノベーション創出をミッションとする研究開発・技術企画・知財領域の責任者・担当者 ・体制やフローの改革に取り組む技術系部門管掌の役員・部長 ・技術企画・研究開発・知財・事業開発系部門の責任者・担当者
Guests
- 福島 正人 氏株式会社レゾナック・ホールディングス執行役員 CTO(最高技術責任者)
1991年昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)に入社し、ハードディスク工場に配属。昭和電工エレクトロニクス(SEL) 研究開発センター リーダー、ハードディスク事業部 営業部長、デバイスソリューション事業部 営業部長 兼 生産技術統括副部長、デバイスソリューション事業部 技術開発統括部長 兼 SEL研究開発センター長を歴任し、2023年1月より現職。
- 末岡 義人 氏株式会社レゾナック共創の舞台長
1999年昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)に入社し、ハードディスク事業部門に配属。ハードディスクメディアの洗浄工程、保護膜プロセスの開発に従事した後、記録再生評価分野のエキスパートとして多くの製品開発に貢献。また、プログラムマネージャ(顧客製品向開発責任者)として新規顧客より複数のプログラム認定を取得。2021年中長期課題解決プロジェクトリーダー、2023年研究開発センター長。25年間ハードディスクメディアの研究開発に従事した後、2025年1月より現職。
- 伊藤 竜一株式会社ユーザベース執行役員 スピーダ事業 ソリューション責任者 兼 知財・研究開発領域アカウント統括
2007年名古屋大学大学院工学研究科を修了後、リクルートに入社。製造業大手クライアントを中心に、採用・育成等の人財開発・組織課題解決に従事。2016年ユーザベースに参画。経営の意思決定支援に寄り添いつつ、従来価値が技術部門のマーケティング課題解決にも応用しうる市場展開に着眼。技術経営・知財経営の重要性を説き、経済情報を核にしたスピーダ上に、「特許・論文動向や科研費、規制動向」等技術データコンテンツを拡張した新プロダクトプランの企画開発及び新規事業・組織立上げを主導。現在は複合ソリューション開発に役割責任を広げ、新市場にスケールするスピーダ事業の成長牽引と共に、『技術者が輝き、技術が大きな経済価値になる社会の実現』を志す。
- 半澤 瑞生株式会社ユーザベース執行役員 スピーダ事業 マーケティング担当
大学卒業後、米国大学留学。帰国後、英系グローバル企業に入社、法人営業として従事。2016年、ユーザベース スピーダ事業マーケティングチームにジョイン。2020年よりSaaSマーケティング横断組織の主メンバーとして、スピーダR&D・INITIAL・FORCASマーケティングマネジャーを経て、現在はスピーダ事業と併せNewsPicks広告事業マーケティング&インサイドセールス責任者を兼務。2025年1月、執行役員 スピーダ事業マーケティング担当に就任し現在に至る。